前回、ニッケルハルパを持った天使を見に教会に行った時のおっちゃん、じゃなくて、グンネル(Gunnar)の講義、再び。
今日は、グループごとに課題の発表から。
他のグループは、ムーラハルパ(moraharpa)で○○の資料の曲を弾くとか、教会の壁画の花の意味は、などなど。
私のグループは、こないだの教会にいくつ、どんな種類の楽器が描かれていて、それぞれ誰か、というもの。古楽器なので本当は資料をくれるはずだったらしい。Gunnarは、忘れてたとかで今日くれた。(前回、疑問だったフィドラの説明もある!)
私には、何よりも、「誰」という部分が難しい。
誰と言われても、聖書やキリストにまつわる話を描いた絵をみてもストーリーを知らない。
クラスメートがその辺は適当にしゃべってくれて、「で、Davidと巨人の話知らないっていうから僕が教えてあげました。もう分かったよね?」って、私に話をふらないで!
「・・・big monsterのことよね?」って言ったら、「え?うーん…」と首をかしげる。
どっとわきあがる爆笑。勉強します!
それから発表の後は、聖書の話、壁画の花の意味、モーゼやらヨセフと杖の話などなど、キリスト教の授業を日本で受けたことあったけど、今まで聞いたこともないような話。それからやっと、ネッケン(näcken 水の精)の話。
このネッケンは、湖に住む水の精で、バイオリン(ニッケルハルパのことも)の優れた奏者でもありシンボルにもなっている(ウプサラ駅前の像とかね)。精なんて聞くと妖精っぽいイメージだけど、そんなのじゃなくて人を音楽で惑わし、悪として頻繁に昔から登場するらしい。
姿も自在に変えられ、本当の姿は下半身が悪の象徴であるヤギの足をしている。
ネッケンが登場するお話の例
ネッケンがバイオリンを弾き出すと、それを聞いた人は操られて踊りだし、そのまま弾きながらネッケンが川の中へ行くと、踊らされた人々もそのまま川の中まで操られられおぼれてしまう話など。他にも、ネッケンが曲を弾くと死ぬまで踊らされるなどなど。なんと防御法なんてのもあって、スチール(針やナイフ)をドアに置く、地面にさす、湖に石を投げるなど。
また、このネッケンが曲を弾くと(ネッケンの弾くポルスカはチューニングも曲の構成もとても変わっている)最後のフレーズになると、一斉に机も椅子もそこらじゅうのものが踊りだすとか。
もちろん授業のスウェーデン語は理解できないので、授業後に助けてもらったのでこうして記録できます。友人に感謝。
その友人は中世にはまっていて、毎週末中世の格好をしたまま電車に乗ってストックホルムに遊びに行っててちょっとびっくり。え?その格好で?って言うと、イエース!何が悪いの!って返される。そして、妖精の本やスウェーデンのミステリースポットの本などたくさん持っていて、ネッケンについても本を片手に夜、詳しい話をしてくれたので怖くなってしまった。
怖くて、学校においてきた楽器を取りにいけない!って言ったらついてきてくれたので良かった。2階の階段の上に、おっちゃん2人の等身大の白黒写真がたてかけてあって、夜見るとホントにぎょっとする。夜、学校のPCルームから出てきて階段のほうに歩くと・・・心臓マヒおこしそうになってしまう。
話がまたもやそれまくってしまいました。
授業に戻って、ウップランド地方のGås-Anders(ゴース・アンデシュ)というプレイヤーの話。
このゴース・アンデシュ、ネッケンに魂を売ってバイオリンを習ったんだそう。とっても有名な人なので名前も曲も知ってたけど、こいつもそうだったのか!って感じ。
そして、ネッケンのポルスカ2曲のCDを皆でしばし聞く…。
ウソか本当か、北欧の伝説めいたまことしやかなお話。
さてさて、ゴース・アンデシュはこの世を去った後、天国に行ったのでしょうか、ネッケンの元にいるのでしょうか。



コメント