イースターホリデイのお知らせ

明日からしばらくイースターホリデイ。
次の授業は4/16から
その間は楽器製作や友人を迎えたりするので、たまに更新する程度です。

そういえば、昨日はゲストが3人いたと書いたけど、実はもっといた。
ミカエル(以前、ウロフ一押しの若手職人と書いた)。
ウロフの意見では前途有望、エスビョンの作品並みにきっちりつくっている、
価格はこれから上昇間違いなし(現在は23000kr)。
彼もこの学校の卒業生で、おそらくエスビョンのもとで製作を習ったと思う。
と言うのも、初めてみた彼の楽器は細部がエスビョンの楽器にそっくりなのだ。
音色はすてきな柔らかい音、そして小さめボディで、この楽器が23000kr。
彼の評判がかなり広まっていることを思えば、経験年数が少ないからと謙虚な値段にしているのだろうけど、すぐに値上がりしそう。

実はこの数日、ビザ(滞在許可)関係でかけずりまわっている。
そして、今日も学校から校長のサインをもらった手紙を受け取ると、
スキャナーを借りるため10kmほど離れたエスビョンの家へ自転車をこいでった。

その時に、上記ミカエルのデザインがエスビョンに似ている件を聞いてみた。
「似てない?」
「オー、イエス。他の人にデザインをコピーするならどうぞと、いつもオープンにしてるからね」
それにミカエルは先日エスビョンの家に泊まっていたらしく、私が目にした楽器も当然エスビョンは見ている。
「でも、ここはそっくりだけど、これはなかったでしょ?」というエスビョン。
なるほど、よぉく見ると違う。
「もっと先を作ると、細部の違いが分かるようになるよ」
ふぅーん。
「で、楽器の色は考えてる?」とエスビョン。
それが難しいのだ。
エスビョンは主に2色で、表板がライトブラウンで横や裏板は濃い茶色。
キーボックスも木目が最大限に生きるようにカッティングも色も考えてある。
そんなの見せられたねぇ…違う色って思いつきにくくなる。

「キーボックスを黒にしたいとか言わないよね!?」とエスビョン。
この黒は古い時代の楽器から来ているのだけど、エスビョンの意見では木目など木の美しさが台無しになるそう。
好みでなければ避けたい、と。(もちろん注文には応じる)

すると、スキャナーを借りに来ただけのはずが、
「色といえば、秘蔵のハルパを見せてあげる。おいで」と階下へ。
木箱を開けると、そこには明るいレッドブラウンのシルベバスハルパ(silvebasharpa)が。
200年ほど前の楽器だそうで、木目が美しい。
古さもあいまって均一な塗装ではなく、まるでゆっくりと熟成したワインをグラスに注ぎ、
日にかざしてみたような印象。

「このニッケル(鍵盤)のカッティングも当時の楽器としてこんな腕のいいのは見たことが無い。これを見本として今の楽器を作っている」とエスビョン。
確かにシャープで美しいカッティングだ。
弓も美しく作ってあり、当時のものとしては優れた腕の職人に違いない。

当時の弓は面白い。弓の毛をピンとはるネジはついていない。
弓を持つ人差し指で毛をぐっと押さえ、親指で毛を外側へ押し、張りを出すのだ。

さて、話は長くなったけど、今日はディッテと個人レッスン

すると…個人レッスンの部屋に昨日のヤツラがいるではないか!
アンデシュとエリックがいた。

マグヌスはウロフを選んだよう。
昨日から、教育方法を見学しているのそう。
プライベートレッスンなのに。二人もギャラリーがいるなんて。
ディッテから、一切口を挟まないように言われた二人は無言で正面から私を見つめる。
なんでよ!先生の指導法を見にきたんでしょ。あっち向いたらいいのに。
というものの、始まると全く存在を忘れてしまった。

レッスンの合間には、以前から疑問の「立って弾く姿勢」を質問。
ゴムのバンドを使うようになってから、楽器がペタンと寝てお腹にくっついてしまうのだ。
ディッテによると、バンド左側部分のゴムに固い布を縫い付けるといいらしい。
弾力がありすぎて、上に持ち上がらないのだ。
いい布を探してきたら、またここで報告します。

コメント

  1. イビ子 says:

    Unknown
    こんにちは!ご無沙汰してます。

    ミカエルさんにハルパの注文しようと思っていたら

    学校か何かに行くので、新規の注文は受けられないとの事でした・・・残念!

    もし待てるなら受け付けるけど2年後になる、とのことで、やむなく諦めました

  2. 管理人 says:

    ミカエルさんの楽器
    こんにちは!

    そうだったんですか!残念でしたね。

    その後は楽器の購入どうなりましたか?

    どのくらいの待ちかは尋ねてみないと分かりませんが、他にも評判のいい職人さんはいますのでいつでもきいてくださいね。

  3. Unknown says:

    Unknown
    結局ウッレさんのパルパに決めました。

    以前、こちらのブログで

    ウッレさんの最近の作品はサウナに放り込んでから仕上げている…と読んで、興味を引かれたので

    いろいろとお気遣いありがとうございました!

    「立って弾く姿勢」の話、興味深いです。

    …ってまだハルパ自体を手に入れてませんが

  4. 管理人 says:

    鍵盤部分の動きがカタイとき
    ウッレですか!

    確かにサウナに入れて調整しなおすと随分問題が減ったとききます。

    それでも、どうしても問題は起きると思います。

    ところが、エスビョンからとっておき情報。

    日本並みに湿気のある台湾にエスビョンが行った時のこと。

    ドライヤーの熱風でなんとかなったそうです。

    でも、それよりもホテルにあったランプを1、2時間あて続けると元通りに動いたそうです。

    自分で削るくらいなら、試す価値アリ!

  5. イビ子 says:

    効きそうですね!
    ランプですか!

    確かにドライヤーより乾燥し過ぎる心配がないかもしれませんね。

    これからはハロゲンランプ出しっ放しにしておこうっと。。

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