移民局からe-mailがきた。
1ヶ月ほど前、滞在許可(ビザ、またはResidence Permit)の延長手続きをしている話を書いた。
その返事が来たのだ。(延長は2週間だけ)
東京のスウェーデン大使館のサイトに、延長申請のみ移民局のHP上で行えるという説明あり。
まず必要書類を用意。
1:理由(校長先生に手紙を書いてもらった)、2:成績表(無かったので、学校終了時に発行する
という手紙を書いてもらった)、3:経済状況(郵貯の英文預金証明書を日本より送ってもらった)、
4:パスポート(郵送の場合はコピー)
(申請料金は基本的に有料だが、日本人は無料)
スウェーデン移民局のHPのelectronic formsから延長の申し込み開始。
入力内容も書式も最初の申請時とほぼ変わりなし。
送信すると受付番号が表示される。
必要書類は、郵送(郵送先はどこを見ても書いてない!)か、スキャナーにとりこみネットで送ることができる。
ネットで送る場合はその場でも後ほどでもOK。メールの添付ファイルの要領に似ていた。
さて今朝。
子ども達がたくさんやってきた。オルビヒュスの小学生達20人。
「スウェーデン語で話さないと、子どもが怖がるかも」と友人E。
「私だって、スウェーデン語しか分からない子供、怖いんだけど」と、もちろん私。
米国人Jは元教師なので「べつに」という様子。
とりあえず遠巻きに様子を見ることにした。
まずはニッケルハルパ体験。積極的に触りたがる子、誘っても来ない子など様々。
その後は、ダンサー達を交え、ポルケットでロングダンスを踊った。
ロングダンスはもちろんロングダンスの曲で踊るものだけど、軽快な弾むポルケットでやるのも楽しい。
その後は分刻みでコンサートのリハ。
でも私は今日、薬局に行かないといけなかったのでリハを一つ欠席した。
「そんなこと認めない」という気迫で迫られたけど「コンサートより大事だし、そう言うならコンサートにでない」と言い返すと顔色を変えて立ち去った。
さらに怒らせたようだ。怒るようなことではないはずだ。みんな時期的にぴりぴりしているのだ。
そうそう、なぜ薬局へ行ったかというと、一昨日、ニクラスの授業の後、病院へ行ったのだ。
実は、なんと生まれて初めて「痔」を経験。
病気じゃないんだから日本まで持ち越そう!と頑張ったけど、3ヶ月ほど痛みと出血が続き、
薬を2ヶ月塗り続けたら「病院」という2文字が脳裏を横切る。
ネットで検索すると「ひどいと肛門が脱落」というホラー映画のようなことが書いてある。
「そこから癌」みたいな説明も他のサイトにあり、点滴を打たれながら医者付きで日本に帰国する図が浮かんでは消える。
日本にいる友人知人に相談すると大体笑われるけど、笑ってる場合ではないのだ!
さらにHPでサーチすると「日本人の3人に1人が痔」。
さては笑ってるヤツラ、隠しているに違いない。
「痔の患者の13%は手術が必要」ともある。
仕方ない。エスビョン夫婦に話してみた。
すると身内に医者や薬剤師が何人もいてすぐに電話で聞いてくれたのだ。
電話を終えると「まずは医者に行け」と。
はぁー、やっぱり。海外で病院というだけでも勝手が分からなくて嫌なのに。
相手が日本人の医者でもためらうような箇所をスウェーデン人の医者に披露するなんて。
これは日本人として屈辱ではないか。
「その人、教会の洗礼式(先週土曜)に来てたから、その前に言ってくれたら診てもらえたのに」とエスビョン。
いや、教会で見せるものでは…。
エスビョンは「これで立派なスウェーデン人になれる」と肩をつかんで言う。
そんなもん、ならんでええわ!
痔になる心当りは、全くない。何の変化も前兆もなかった。
おそらく食事の変化(脂肪が多い)よりも、気候(激ドライ)ではないかと思う。
皮膚科に行くこともあるくらい敏感肌の私は、こっちにきてヒドイ状態。
「電話で医者の娘に聞いたら水をたくさん飲めと言っていた」とエスビョン。
見るとその日は私だけやたらデカいグラスが置いてある。
飲むと「もっと飲め」と水を注がれ、お腹はちゃぷんちゃぷん。
さっそくエスビョンのホームドクターのいる病院へ予約の電話。
ここではエスビョンからアドバイスをもらっていた。
「痛くてつらい。今すぐなんとかしてくれ。救急窓口に行きたい」と大げさに訴えろというのだ。でないとスウェーデンでは予約だけで1週間かかるらしいのだ。
演技派でない私は、電話で症状を聞かれたので(これまた屈辱的だと思いながら)素直に説明。
たどたどしい英語で説明する外国人を不憫に思ったのかもしれない。
夜21時までやっている救急窓口に今日来ていいと言う。
さっそく留学保険に電話をした。
事情でフリーダイヤルにかけられず、深夜の東京03に電話するしかなかった。
病院に行きたいと訴える私に保険会社の人は鬼気迫る緊張感を持って応対してくれた。
そして、おなじみのセリフ「で、どのような症状でしょうか!!」
何度、口にしても屈辱的である。
病院へ着くとまずは受付へ。
エスビョンがくれたメールの通り、ドアの左のボタンを押した。
ブザーがなり中へ入ると、最初の手続きをする。
そしてスウェーデンの市民権がない人は1460krをここで払う。
初診は診るだけだから料金が一律で前払いなのかな?
私の保険は急すぎてキャッシュレス対応が間に合わず、ひとまず自費で。
3時間も待ち22時になろうとした頃、やっと名前を呼ばれた。
そして広い部屋に通され看護士さんと症状を再び話した後、しばしお医者さんの登場を待つ。
やってきたお医者さんはいかつい顔をした人だった。
私に握手の手を差し伸べたときだけ不似合いな笑顔をニカっと見せてくれた。
でも、怖い顔がちょうどいい。
愛想のいい医者に痔なんて診てほしくない。
この一日、何度も何度も繰り返した症状を再び説明。
すると何やら器具を山ほどのせたワゴンを押して看護師が入ってきた。
「じゃあ、脱いで」
カーテンも何もなくお医者さんと看護士さんの目の前で脱ぐというのは日本ではないだろう。
「痛くないからね」そうお医者さんが言うと、看護士さんがさっとかけより私の両手を握った。
こ、これって痛いっていう意味じゃ?
ともかく、想像していた屈辱的な体勢もとることなく、
「Okay, あなたは痔です。」と改めて宣告を受けると極めてスマートに診察は終わった。
終電は行ってしまったので、タクシーの番号を尋ねると手配までしてくれた。
提携しているようで料金も安く一定。
看護士さんが学校まで戻るタクシー料金を先に教えてくれた。
その夜、リハをドタキャンした私を心配そうに待っていた友人達には
「アレルギーで薬をもらいに病院に行った」
とまことしやかな話をした。実際アレルギー持ちだからリアルに言える。
この話を学校中の友人と分かち合いたいと思わないし。
とまぁ、タイトルと随分かけ離れた話になりましたが、スウェーデンに、冬、長期滞在する方、
乾燥と痔にお気をつけ下さい。



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