最後のコンサート


先週から始まった私達のコンサート、今日が最後。

とくにハイテンションになる訳でもなくいつもと同様にすすめていきます。

ここまできてもまだ最後という感じがしない。

コンサート後は、恒例ダンス&演奏(写真で窓の外は明るいけど22時とか23時とかです)。

でも、今日は家族が来ている人が多いためか、夜の2時でお開き。
その後は、お酒片手におしゃべりモードに。

ところで、一般的にみんながフォーク(民俗音楽、民俗ダンス)に理解と興味を示すわけではない。
伝統文化は、現代文化から見ると特殊な世界かもしれない。

ある日、スウェーデンで古臭い名前とかやっぱりあるのか(日本でいうと、おばあちゃん世代の名前とか今では珍しいかったりする)と尋ねた。
すると「いっぱいあるよ~!フォークで出てくる”○○地方の誰々が弾いていたとされる曲”とかで
出てくる人の名前ってみんな古臭い!」
そっか、やはりそういうものなんだと思った。

そんなところからも一般の人がこうした伝統文化をどう感じるかそれぞれなのが想像できる。

この学校に通う学生の親もそれぞれだ。子供が小さいときからこうしたフォークの場に連れて行き、家族ぐるみで楽しむ両親もいる。

また、自分の子供への理解は示すものの「フォーク」に対する理解までは及ばず、こうしたダンス&セッションが奇異に写るらしい(友人が両親のことをそう語っていた)。始まると姿を消す。

最年少のCの場合はもっと大変そうだ。
両親、親戚、みな大学教授や学校の先生一族らしく、子供がフォークを学びに学校に行くことに、
将来を心配して今だ反対の姿勢なのだとか。

以前この学校に遊びに来たデンマーク人やフランス人は、友人に説明するとき決して「フォーク」という言葉を使わないといっていた。
代わりに「トラッド(伝統音楽)」と言うと。
そう言わないと何も知らない人に変な印象を与えるといっていた。

でも、それでも伝統音楽、この分野はとても面白い。
私は、はじめ、スウェーデンという国に興味を持ったのがきっかけではなく、スウェーデンの伝統音楽に興味を持った。きっかけはどうであれ、「伝統音楽を学ぶ」ということは「音楽を学ぶ」だけではない。

「伝統を学ぶ」ことは、国の歴史、ヨーロッパ諸国との関係、地域文化、産業と特徴、宗教観など様々な要素を含む。

この学校での授業は修了したけれど、終了ではない。
ここからがスタート地点。これからどれだけ深く掘り下げられるか。

月曜が修了式です。
6月中旬までスウェーデンに滞在するので、もう少しこのブログも続きます。

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