新しい弓


今日、フランスから新しい弓が届いた。
日本でもそうだと思うけど、スウェーデンでも小包番号が分かれば配達状況がネットでみれる。

先日、弓を作ってくれたJean-Claudeに番号を教えてもらい、さっそくサーチ。
スウェーデン郵便局のトップページで入力すると…
ふむふむ、6月5日はスウェーデン南部のMalmöに到着。その後二日かかってÖrbyhusの郵便局に。

という訳で、郵便局からの通知を手に、受取に行った。
(家まで配達というのはしていない。)

この弓、手にいれるまで長いこと待った。
はじめ、英語でメールを出すと返事が来ず、フランス人の卒業生にヘルプを頼み注文できたものの
待つこと数ヶ月。どうなったのか聞きたかったけど、その卒業生とJean-Claudeはちょっとしたトラブルがあるらしく「今は間に入りたくない」と言われてしまったのだ。

自分でなんとかするしかない!
最初、フランスに留学していたクラスメートMに訳してと頼んだけど、訳してくれた文を見てふと思った。
なんで?私、読んで意味分かる。
そーだ!遠い、昔、フランス語を習ったんだった。習ったことをすっかり忘れていた。
語学好きで、大学で選択できる、ドイツ語、スペイン語、ロシア語にフランス語と、色々やりすぎてすっかり忘れていた(ロシア語なんて一単語も思い出せない)。
でも、よく考えるとフランス語が一番まじめにやったんだった。
仏検を受けていたことすら、今思い出した。
語学は使わないと忘れるというけど、使わないと習った事実も記憶のかなたへゴーである。
すでに頭は日本語と英語と不思議なフランス語とスウェーデン語で洗濯機のようにぐるんぐるん状態。

そもそもジャン・クロード・コンディ(Jean-Claude Condi)って誰?という方へ。
何度かブログで触れたことがありますが、フランスの楽器職人。
ニッケルハルパも弓も作っています。
機械にプログラミングして削るのだとか。そのためか値段も高い。
ニッケルハルパは図面だけ入手し、独自のアイデアで作ったそう。
なので好みは分かれるところ。
ともかく弓はかなりの評判。
この学校の先生、ディッテやウロフをはじめ、私が出会ったプロやちょっと有名といった人、品質にこだわる人などなど彼の弓を持っている人はとっても多い。
でも伝統的なスタイルではない独自のものなので、ダメ!という人もいる。

ジャンクロードの弓を気に入っている人の言い分は大体一致している。
・弓のデザインが美しい。
・弓のバランスがよくコントロールしやすい。

デザインは写真の通り。
オールドスタイルの弓ほどカーブはしていない。
でも、私が今まで使っていたバロック弓ほど真っ直ぐでもない。
先端部分のアップを見て分かるように、ぎりぎりまで毛がきていて寸法は、同じ毛の長さの弓でも
ジャン・クロードのほうがデザイン的にトータルでいうと短くなる(←メリット)。

私の古い方の弓と弾き比べると、すぐに違いに気づく。
弓の安定感がすごくいい。
音に関しては…、毛を減らしてくれ!と言い忘れたのであまり大きな変化は無し。
私の古い弓でも多すぎる!とウロフに言われていたけど、それよりさらに多い。
帰国後、楽器屋さんに持って行くつもり。

私が元々使っていた弓は無料でついてきた弓で、「この弓はあまり…」と遠まわしに先生達に言われていたので、購入することにした。
ニクラスの弓もかなり高くていいらしいけど(ストックホルムの弓職人に作ってもらったバロックボウ)、試す機会が単になかった。

ヨハン・ヘディンはアメリカ製の弓。
弾かせてもらったけど、私には長すぎてバランスがイマイチぴんとこなかった。

さて、今日、手元に届いたこの弓、一生の友となるでしょうか。

コメント

  1. イビ子 says:

    Unknown
    こんにちは!

    確かに全然違いますね。

    形も木目も美しい…!

  2. 管理人 says:


    こんにちは!

    そうです、美しいです。

    そして音の違いはあまり…と本文で書きましたが、ぜーんぜん違います。

    その後しっかり弾いてみたときに、改めて驚きました。

    ウロフやディッテが、「今のところ、これより高く、これより良い弓は知らない」と言われた通り。

    何がこんなにも違うのか、不思議です。

    この絶妙の重さとバランスは、偶然のたまものか、計算されたものなのか…

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