今日は、最近思った「雑談ネタ」です。加筆修正しました。2021/3/24
昨日キックボードで転びました。片足接地してるから乗り物に乗っていない気がして。でも、私は物理の自然の法則が分かっていないようです。急に降りたらすごいGがかかって止まらない!両手をつく瞬間に大人って色んなことを考えるんですよね。うわー痛そう!血がでたらイヤ!演奏が!とか、コンマ数秒に色んな思いが渦巻き、そうっと手をだしたら顔も接地。ああ、残念。ユニクロジーンズも膝が破けてしまいました。
目次
1.子どもの習い事、バイオリンで思うこと
2.スウェーデンで人気のスズキメソッド
3.子どものバイオリンは高価な習い事なのか(レッスン代、楽器代)
4.本当のところ、安い楽器でいいのか?
5.スウェーデンで、子どもの習い事としてのニッケルハルパ事情
6.ニッケルハルパの中古事情
7.ライブのお知らせ
1.子どもの習い事、バイオリンで思うこと
バイオリンを習うというのは、日本ではお金持ちのイメージが根強いようで子どもを習わせているというと、そういうコメントが帰ってくるので、あまり言いたくなくなってしまいました。実は、私の関わる音楽ジャンルはクラシックではないので「バイオリンは基礎だけでフィドルをさせたい。」と思っています。※フィドルはバイオリンのことですが、欧米の民俗音楽やブルーグラスなどクラシック意外で使われる俗称で奏法が異なります。お金もちのイメージだけで敬遠するのであればもったいななと思います。また、他の楽器と違い、大人になってから習得できなくはないけど大変になるため、興味があるなら、機会があるなら、早く始めた方が良いのではと思います。
2.スウェーデンで人気のスズキメソッド(鈴木メソード)
スウェーデンで伝統音楽を弾く方で、私が知り合ったり方は、皆さんスズキメソッドの出身でした。スズキメソッドは、教則本にCDがついていて、CDもレッスンでもお手本を「よく聞くこと」を重視します。日本では、スズキメソッドをやっていたら楽譜が読めなくなるという話も聞きますが(楽譜を見るよりも、お手本を聞いて弾く)楽譜を重視していない訳ではありません。スウェーデンのダーラナ地方の伝統音楽奏者がスズキメソッドを取り入れて指導してきたこともあり、特にスウェーデンでは伝統音楽奏者にスズキメソッドが多いようです。また、スウェーデンでの指導法は、聞いた話では、あれしなさい、これしなさい、練習をやってないと叱る、というのは古い指導法だと言っていました。今は、スズキだけでなく、新しい色んなアプローチ法を取り入れているようです。特に、間違える=叱られる(ネガティブ)というサイクルを断ち切ることも指導の中で重視しているようです。間違えても、間違えなくて、演奏が素晴らしければ良い、とミスタッチで萎縮したりつまずかないこと(ポジティブ)が大事だという指導がスウェーデンの今の指導スタイルのようです。
日本の、一般的なバイオリン教室では、早い年齢から「譜読み」の読み、書き、リズムの練習を始め、レッスン中も先生と一緒に譜面を読みます。教室の方針によるので、ひとくくりに「一般的」とはいえないのですが。お手本を聞く機会は、スズキメソッドのレッスンと比べれば少ない気がします。(自分の子どもを見ていると、お手本の音を聞いて弾くより、お手本を交えながら譜面を指さして弾くレッスン。)ですが、うちの子がそうだったのですが、読む力が元々苦手な場合、レッスンに集中できず音楽が苦行のようになってしまうかもしれません。(幸い、子どもの先生はその特性を理解してレッスン方針を変えてくれました)
日本で、北欧の伝承音楽を演奏するのが難しく感じるという方にお聞きすると、どのように理屈で理解したらいいのか戸惑うのだそうです。楽譜ありきで音楽を学んできた方によく言われます。スウェーデンの伝承音楽は、楽譜や理屈で作られた音楽ではないので譜面に書き起こして理解すると難しくなりがちで、「聞いてまねる」スズキメソッドとの相性が良いように思えます。他のジャンルの音楽でも似たようなことはあるのでは、と思います。
3.子どものバイオリンは高価な習い事なのか(レッスン代、楽器代)
※音大を目指す方、上質なクラシック音楽教育を望む方には、以下の内容はお勧めしません。気軽に楽しく趣味でしたいと思う方向けです。
バイオリンは敷居が高い、と思われがちですが、でも、スウェーデンのように気軽に習っていいのでは?楽しく演奏する楽器の一つであってほしいと思うのです。民俗音楽は、元々、庶民による庶民のための音楽ですので、あまり難しく構える必要はないと思います。
レッスン代で見ると、私の住まい(地方都市エリア)で良くみかける子ども向け月謝は、個人のピアノ教室6千円、バイオリン個人教室8千円、大手教室だと1万円~です。比較参考に、同じエリアで子ども英会話が、日本人講師6千円、外国人講師8千ー1万円くらいです。お金持ち!と言われるほど、レッスン代に差はないかな、と思います。
楽器の値段でいえばピアノは何十万~、電子ピアノでも鍵盤のタッチにこだわると10万~。初期投資としては高いですよね。子どものバイオリンは分数楽器といって1/8、1/4、1/2~と何度も成長に合わせて買う必要があるので高くつくと思われていますが、教室によって、楽器レンタルというところもあります。私は、何度も買い替えるし、分数楽器は高価なものでなくて良いという考えでした。それだと、スズキのセット(日本メーカーで、基準が明確な安心感がある)を買えばセットで6万~10万。その中古セットをネットで探すと2-3万円くらいです。
私は子どものサイズ違いを4台、いずれも中古でヤフオクで購入しました(1万、2.2万、1.6万、3万)。サイズアウトしたら売ってしまい、最終的に送料分くらいの赤字ですみました。
探す時のポイントは、メーカー品(スズキ、カールヘフナーなどメーカー品は品質基準が明確)で且つ、たった今まで使っていましたとか、調整済み(弦と毛が交換済み)というもの。個人の自宅で長期保管品とあると慎重に検討が必要です。弓の毛替え&弦交換が必要であればそれだけで1万円以上かかりますし、見えないヒビ、駒や魂柱の調整が必要だと数万円かかる可能性があります。
中学生になっても続けるなら、まあまあ良い楽器を探すことになります(フルサイズは小学校5年~中学で買うことになります)。弦楽器店で雑談していたら、中高生のオーケストラの部活向けにメーカー品(スズキやカールヘフナー)で30万の価格帯がよく出る価格帯と聞きました。中古でそのクラスだと、10万円代をネットで見かけます。
高価な楽器を持って、音大やコンクルールを狙うのであれば、お金のかかる趣味になってきますが、そういうつもりはないけど真剣にやりたい、もっと良い楽器が良いという場合、バイトや就職してから本人が自分の意志で買っても良いのでは?と思います。あるバイオリンメーカーの価格表を見ると、40万くらいまでは「高品質のスプルース」で、80-100万に近づくと「最高級のスプルース」になっていました。この辺りから、音色が本格的になるのだと思います。私の子どもが通う教室の先生は「30万円くらいまでの楽器を使うと、本人が買い換えたいと思う時期が割と早く来る。50万以上の楽器だとその点、少し安心」と言っていました。ちなみに、信頼できるお店であれば欧米から直接買うのも手です(日本の業者を通さない分、安くなります)。私は、結局、子どものフルサイズバイオリンは、ドイツの弦楽器工房から直接メール相談や音声ファイルのやりとりで購入しました。
4.本当のところ、安い楽器でいいのか?
と、ここまで、子どもの習い事で高価なバイオリンは不要ではないか?という話を書いてきましたが…。ですが、実際には良い楽器は良い音がします。良い弓は扱いやすいです。つまり、安い楽器では先生のような音色に近づけないし、安い弓は練習してもコツをつかむのに苦労する、ということです。どこかの年齢で、楽器のランクを上げたり高価なものを「試奏」した時に、子ども自身が「なんだこの弾きやすい楽器は!」と感激するようであれば、楽器ランクを上げる時期かもしれません(もしくは本人の意志で買い替えたいと思った時)。我が家の例では、買い替え時、私の持っていた高価な弓を貸してあげました。すると「なんだ、これは!」と本人が違いが分かったようなので、弓を買いなおすことにしました。
※30-50万以上のバイオリンの場合、弓は10万円以上がおすすめです。日本で買う場合10万円をきる弓は部材に代替品を使っていると聞きます。また、弓の中古品は(消耗品の性質もあるため)絶対ではないですが、あまりおすすめしません。
5.スウェーデンで、子どもの習い事としてのニッケルハルパ事情
次はニッケルハルパの話です。大人ではなく子どもの話です。スウェーデンではニッケルハルパ人口が少なく、特に昔は子どもが習う環境はなかったようです。今、30歳前後で活躍するニッケルハルパ奏者は、子供の頃にPuma(Peter Hudlund)に習ったという人をちらほら聞きます(他にも近所に上手な先生がたまたまいたというケースも)。そうした中で育ったニッケルハルパ奏者の多くは、最初はバイオリンではじめて、10-13歳で自分の意志でニッケルハルパを始めたというパターンをよく聞きます。子供用楽器がなかったので体格など成長の度合いとの兼ね合いもあるようです。
最近は、ニッケルハルパの子どもサイズを作って(2サイズあります)子供に教えるプロジェクトがあります。ウップランド地方の子どもは週に何時間か、小学校で習うと聞きました。10年後にはニッケルハルパに触ったことがある大人がいっぱいいるんでしょうね。教育機関へ子どもサイズのニッケルハルパの貸し出しがあるという話も聞いたことがあります(ToboのESIのプロジェクト)。今では、Toboのニッケルハルパの学校を出て活躍するミュージシャンが子どもの教育にも関わっていて、少しずつニッケルハルパ人口が増えていっています。
6.ニッケルハルパの中古事情
バイオリンの話では、中古のセットがおすすめ、お買い得!と連呼しましたが、ニッケルハルパになると、う~ん…。ニッケルハルパは、中古を買う際は慎重になったほうが良いです。バイオリンでは、楽器の板は古ければ古いほど良いとされていますが、ニッケルハルパは1900年代の楽器は割と壊れやすいです。理由は様々です(当時の作り方や、人にもよる)。中古だったら状態を判断できる人に相談したほうが良いです。ちなみに、良いニッケルハルパは、音量が十分あること、共鳴弦が良く鳴ること、音程がとれること(楽器によって、正しい音程がとれない鍵盤が何本かあったりします)、軽いこと、などです。
7.ライブのお知らせ
久々に関東に行きます!珍しく4月以降は遠方が続きます。他は追って掲載します。
4月7日(土)13:30-(開場13:00)スウェーデンの響き 長浜ホール(横浜) 2000円
スウェーデンのトボで出会い、その後、楽器工房を開いたDulciCraft主催です。ダンスあり(ポルスクダンス東京)、講演あり(アトラスコプコ代表取締役、日本在住30年のトーマス・オスタグレンさん)、ニッケルハルパとマンドーラのトリオ(東京ヨハンソン)など、盛りだくさんの中、演奏させていただきます。



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