再会、出会い(ノルディックウーマンの続き)

再会

スンニヴァに会ってきました。この直前のブログで書きましたが、留学先のクラスメートで、つい先日まで「ノルディックウーマン」で来日公演をしていました。ホテルまで行って、10数年ぶりの再会。

カンテレのあらひろこさんもホテルのロビーでお話して(初対面ではないけど、お話するのは初めて!)一緒にお茶に行くことに。
淀屋橋付近だったので川沿いを歩いて、「ウメオUmeåの夏みたいね~」と言います。11月中旬だけど、スウェーデンでだとそうかもね。私が、梅田の高層ビルを指さして「昔、ヴェーセン(私たちの先生)があそこでビルで、ガラス越しの夜景をバックにコンサートしたよ」「うそー!」とか言いながら、大阪府立図書館へ。明治時代からのレトロな建物です。
ここに、Smørrebrød KITCHENというカフェがあり、そこでお茶しました。スンニは、そのカフェメニューを見てえらい爆笑してます。デンマーク語名のカフェなので、デンマーク風なのかな?私には爆笑のツボが分かりませんが、「パンにバナナがのってる」と笑います。そして、マシンガントークのスタート…。再開した時、開口一番「あの時は英語が下手でごめんねー!」って言われて。「え?」と思いましたが、ああ、なんか、妙に腑に落ちました

当時、スンニヴァはじめ、みんな仲が良く、話も良くしていたけど、スウェーデン人って実はそんなに英語が上手じゃないんです。アメリカのドラマ見て育ったような人は別として、最初はそうでもない。よくあるのは、大学が全部英語で講義とか、数か月のバックパックの旅や留学など経て上手くなっていって、社会人になると仕事で(EU圏で)英語を使いネイティブ並みになるパターンが多いと思います。そこが、高校を出て音楽方面に行くと、英語が後回しになる人もいたり、ビジネスでインターナショナルに仕事していなくて英語を使う機会もないとか、そういうケースも多々あり。
確かに、スンニは、深い話をしたり、授業のフォローをしてくれることはなかったな。自分の世界があるタイプだと思っていたけど、英語トークを避けていたのかも。こんなにおしゃべり好きだったなんて、知らなかった!
私こそ「スウェーデン語しゃべれなくてごめん!」です。年数たっても、こうやって再会して話ができて本当に良かった。

それで、東京公演の音のこと聞きました。各公演で音響は違っていたそうです。東京(上野)の場合は、東京在住のフィンランド人が音響スタッフとの間に入って伝えたり手伝ってくれたのだとか。それと、やはり鍵盤の音はわざと入れているそうです。入れたいところで鍵盤を強く、弱く、とコントロールしているそうです。鍵盤の音だけでなく、楽器から出る余分な音、全てが音楽の一部という考えなんだと。グースネックのクリップで高い位置のマイクで全体の音を拾っているそう。「マイク通してプラスチックみたいなピカピカの音になるの、あれ嫌よね?」と私が言うと、激しく同意。「単に演奏良かったね、と言われるより嬉しい」と言われて、私ももしやと思っていたことが当たって嬉しいです

私の肩こりがひどいのも覚えていてくれて。そこから練習の話になりました。「練習したら疲れない?肩こり無い?」と聞くと「無い」と。
「じゃあ、練習ってどのくらいしてる?」と聞くと、「30分。それ以上はしない。疲れるからね。」「ええ?コンサート前も?30分を日に何回か?」と聞くと「ううん、一日で30分。」
ああ、また、私はスウェーデン風の練習スタイルを忘れてしまっていたようです。カンテレのあらさんにも聞いたら「練習はあんまり…」そう、そうなんですよ。才能あるミュージシャンは練習なんかしないんですよ

確かに、長時間練習することがどれだけ悪いか、留学中も聞いたし、3年ほど前に来たダニエルからも言われていたのを思い出しました。「マインドセットよ~!」とスンニは言います。
「働きすぎ日本人」、「残業が減らない日本人」、「苦行が好きな日本人」次々と頭に浮かびます。
カフェをでて、タコ焼きたべる!というので法善寺横丁まで行こうとしたのですが、時間も過ぎたし疲れもあって、目の前の「はなまるうどん」で手を打つことに。うどんを食べながら、ウメオのステンマ(音楽祭)を担当しているらしく、ウメオで早いうちに会おうと再会を約束して別れました。

出会い

さてさて、少し時間を戻して9月の話です。ニッケルハルパの弓でとても有名なフランスのジャン・クロード・コンディJean Claude Condi。彼にとてもお世話になっているという、バイオリン職人の女性が遊びに来てくれました。まだ20代と若く、フランス育ちですが、片方の親は日本人だそうで、日本語は流暢で読み書きも上手です。

ジャンクロードは、弓も作りますが、ニッケルハルパも作るし、色んな音楽関係のイベントも手掛けています。地元のバイオリン制作学校の学生の面倒も見ているんだそうです。特に、お金や色んな面で困っている学生に良くしてくれるそうで、またヨーロッパのニッケルハルパ職人のトップでEU圏の職人をまとめる存在でだったり(知りませんでした!)、話を聞いているとスウェーデンのエスビョンだなと思いました(職人のボス的存在で、面倒見も良い)。そのジャンクロードの家でミュージシャンが集まってよく演奏していて、そこで初めてニッケルハルパを見たそうです。バイオリン制作が専門ですが、日本に行ったら私に会えとなぜか言われたらしく(他の人の弓や、自分の分もいれて今まで10本くらいオーダーしたからかな)。そのフランス人の女性、自分が作ったというバイオリンを二つ見せてくれました。すごく軽くて、アンティークフィニッシュで、よく鳴るし良かったです。これからフランスに戻って自分の工房を開くところだと言っていました。SNSはしていないそうで、名前を出して良いのか聞かなかったので伏せておきます。

日本にルーツがあるので、ちょくちょく日本には来るようで、セッションなどにも顔をだしたそうでした。今回は時間がなく関西は私のところだけ(プラス観光)となったようです。北欧音楽をされている方は、彼女に近いうち会う機会があるかもしれませんね。ちなみに、彼女のバイオリンは、お店に置いてもらうと(お店の取り分で)値段がかなり高くなるので、もし気に入ったら直接買うほうがお得です。今、私ではありませんが大阪で預っている人がいて、知らない方には案内はしていませんが私と直接会う機会がある方で興味があれば声をかけてくださいね。


お知らせ

12/10 詳細後日。大阪梅田で、リリカさんと、数年ぶりのデュオです。20分 x 3回、クリスマスイベントでの演奏予定。

リハで数年ぶりに会いました。相変わらずの、これぞ、スウェディッシュ・フィドル、でした。すごく伝統的なフィドルです。数年前に来日したスウェーデン人のヨセフィーナとヨーナスにも聞いた「クラシックとは違う左手の使い方」というのも、多分りりかさんは無意識にやっていると思います(今度本人に聞いてみます)。

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