サマーコース初日②-ESI夏のコース

Lövstabrukのバグパイプ
初日の夜は、エクスカーション。遠足?とでもいうのでしょうか。
車で来ている参加者が多いので、車がない人も誰かの車に乗り合わせて、30分ほど離れたLövstabrukの教会まで行きます(ヨーロッパの人は、車で何日かかけてここまで来ている人もいます)。

Mさんと部屋で休憩して話していると出遅れてしまったようで、集合時間に5分ほど遅れて行ったら、皆行ってしまっていました(海外はルーズだとかざっくりした話はありますが、ここの時間は、日本人と同じ感覚なのです)。何人かは行かずに残っていて、Mさんと同じグループのアメリカ人がいたので、乗せて行ってくれないか頼んで連れて行ってもらえました。ありがたい。車窓の風景、平らでウップランドっぽくて、自然ものどかでいつまで見ていても飽きません。

Lövstabrukの教会に着いたら思い出しました。「あ、来たことある!」この記憶の場所は、Lövstabrukだったんだ。

この写真は、今回のものではなく、昔、冬に行った時のものです。そして、教会ではなく、マナーハウスの写真です。Lövstabrukといえば、この建物が一番有名。

年月経つと、写真があってもメモはないから、どこなのか覚えていませんでした。世界的に有名なバグパイプだって言っていたよなぁという記憶だけあったんです。

これは、バッハの時代に作られたバグパイプで、Johan NiclasCahmanの制作。現在、唯一残っているのがこのLövstabrukの教会にあるのだそう。(そして、ここは歴史的にも上質な鉄の産地)。伝統音楽奏者Olof Hellstedtの曲は、今もこのバグパイプで演奏されることがあるそうです。
https://www.leufstacahman.com/the-cahman-organ-and-the-music-collection

先に行った皆と合流すると、ちょうどひとしきり説明が終わる頃で、バグパイプとバロックバイオリンで何曲か演奏が始まりました。
そして、我らが校長マグヌスの登場!バグパイプ同様、バッハの時代に作られたニッケルハルパとバグパイプで、当時のByss-Calleの曲を演奏してくれました。

すごいなー、楽器も曲もその当時のもの。この古いニッケルハルパは、前日、ESIの宿舎にマグヌスが持ってきていて、エスビョンに修復してもらったとPer-ulfに見せているところだったのです。昨日の話題の楽器がそんなに貴重なものとは知りませんでした。今日の演奏は、修復後の初披露なんだそう。

演奏を聞いた後は、古いバグパイクを階段を上って間近で見せてもらいました。
サマーコースに参加している日本人のYさんが、「ヨーロッパの近代文明の時代に、魔法だのなんだの(ニッケルハルパの世界では)言っていて、おもしろすぎる」と感動していたのですが、私にはよく分からず。私には、バッハの時代も民衆の中で魔法だの登場しても、どちらも古いヨーロッパの話に感じてしまって。歴史に詳しいほうが具体的に色々想像できるのかも。

まだ初日。なんだか疲れました。帰りもアメリカ人の方が送ってくれました。教会には行ったことがあるから本当は行かないつもりで残っていたんだそうです。Mさんと私が行きたいというから来たけど、こんな素晴らしい演奏を聞けるなら来て良かったと。
途中途中、指さして、ここは~で、と説明してくれるのですが、私もMさんもぐったりして、もうほぼ言葉も出てこず。

一つ印象に残ったのは、車で通りかかった古い小さな教会。昔、1719年にロシアが攻めてきた時、あちこち燃やされてしまったけど、この教会は破壊されずに残ったんだそう。でも、ロシア兵がナイフを教会のドアに突き立てて、その跡が今もあるって。目の前をゆっくり車で通りなが教えてくれて、車を降りて見に行きたかったけど、ほんとに疲れ果てていて何も言えませんでした。見ておきたかったなー。彼も見せたくて言ったんじゃないのかなー。
あまり会話もできずESIに戻ってきました。明日、一言あやまろう、そう思って別れたのでした。

こぼれ話ー
バターが好きなんです。前も日本で入手しやすい発酵バターを色々と試した話を書いたことがあります。色々試して、結局、山中牧場の赤缶を超える、香りのよい発酵バターには巡り合えていません。フランスのエシレという発酵バターも試しましたが、味は良かったけど塩味が思ったよりはっきりしているなと思いました。
それと比べてスウェーデンのバターは、風味も塩気もほどよくて、香りがふくよかなので、それがあればジャムなんか要らないくらだったよなぁという記憶があり、記憶が美化されたのか、今食べたらどんな味かすごく気になっていたんです。
初日の朝、バターとパンを見てテンションあがりました!

早速、バターをたっぷり塗ったクネッケブロードとコーヒーを持って席に座りました。一口食べると…ふわっと香りが広がって、ミルキーなこくもあります。塩分は、山中牧場の赤缶とエシレの中間くらい。でも、このミルキーなこくがおいしくて、パサパサしたクネッケブロードでもぱくぱく食べられます(ぱくぱく食べるものではないですが)。うーんやっぱりおいしい。持って帰られないのが残念。

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