今日は通しでリハーサルをした。
以前はみんなピリピリしていたけど、アレンジや曲や細かい部分が決まってからは皆すっかり落ち着いている。今はどんどん弾き込んで、雰囲気をつかんでいきながら細かいアレンジを修正していっている。
私が参加していない個別グループのものは今日のリハではじめてみた。
全体の印象としては、前回よりオリジナリティが濃い。
純粋なジャズ・ナンバー等もある。
前回もかなりなオリジナルだったけど、コンセプトがクリスマスだったのでもっと伝統的な雰囲気が強かった。ちなみに今回のコンセプトは「夏」。
私が参加しないものの一つ、フラメンコ・クルニング(クルニングについてはこちら)。
これってどういうもの?と前から興味しんしんだった。
どうやらこれはメドレーの一部だったみたい。
まず私達ニッケルハルパコース全員で、楽器をつかって音をだす。
鍵盤部分をカチカチ叩いたり、楽器をゆさゆさ振って音を出したり。
徐々にリズム出してきたところで一人ソロでハリング(ハリングについてはこちら)を演奏しはじめ、そのタイミングで私達は退場。
入れ替わりにダンサーが一人入り、ベリーダンスとミックスしたハリングを踊る。
そのダンサーが退場後、次はソロで弾いていた人が楽器を置くと伴奏なしで踊り始める。
これがフラメンコ。
その動きの合間、合間でクルニングを披露する。
何と表現したらいいのか…絵画でいうと抽象画のような…モダンで斬新。
いつも一緒に授業を受けている彼女の、全身で表現する真剣な姿も新鮮。
ちなみにコンサートではダンサーも演奏するし、私達(演奏側)もダンスをする。
特に彼女は演奏だけでなくダンスもちゃんとやっている人なので、フラメンコも素人っぽい動きではない。
クルニングを聞いたことがある人なら、フラメンコのポーズを決めてクルニングを発すると意外に合うのが想像できるかも。
その後、クルニングに合わせてヤギ、羊、牛の泣きマネをしながら数名登場し、ちょっと笑いをとる。(クルニングは元は牛を呼んだりする時のもの)
その数名でリズムを使ったラップのような言葉遊びが続く。
最後は、再びクルニングでお客さんをまるで牛かのようにfika(ティーブレイク)の部屋に誘出だし
前半の部が終了という予定。
私の関わるリハで一つ問題が。
ダーラナ地方のビングシュー(Bingsjö)、ウッシャ(Orsa)、ボーダ(Boda)の3つの村の曲のメドレー
頭文字をとって「B.O.B.」と名づけたダンスの伴奏。
ボーダの曲(“Vill int’ du…?”)の1と2小節目が踊りにくいとダンサーが言うのだ。
「もっとこのフレーズ、こう弾いてくれない?」と。
調子にのったのか?別のダンサーも
「あと、こことここに装飾音が入ると拍が取り難いんだけど」って。
すると一緒に演奏していた一人がむっとした様子。
「ボーダの曲に合わせて踊りたいの?
それも自分達のダンスに合わせて曲を捻じ曲げたいの!?」と。
そう、これは時々問題になる。
伝統のままと思って弾くと踊りにくいといわれることがあるのだ。
ソニアに習った曲なのでもう一度確認したけど、やはり、この曲はこういうものらしい。
たとえ正確に譜面どおり弾いてもその箇所だけは踊りにくい。
その場合、伝統曲を曲げるのか、それともダンサーに妥協を求めるのか。
私の推測
この曲はタイトルからして元々、歌じゃないかと思う。
その箇所は言葉(歌詞)に合わせたリズムで、ダンスから生まれたリズムではなかったのでは??
ポルスカはダンス曲だけど、歌が先なら口がまわることで合わせたりできても楽器では無理があるのかも。「歌の装飾音」を楽器で弾いているとも考えられる。
ともかく、この「B.O.B.」の結論からいうと両者歩み寄りで決着がついた。
(つまり、ダンサーに妥協してもらいつつ、私達もより正確に弾く)



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