
写真は冬景色。
ファールンは、ダーラナ地方の中心地。そしてFalu korvというソーセージで有名な地でもある。ここで、11日、Folkmusiknattenというフォークミュージックのイベントがあり、今回はるばるやってきました。
こういうイベント時には必ず何曲か教えてくれるワークショップがある。
お昼にウッレと分かれた後、このワークショップへバイオリンを持って行ってきました。
と、ところが!
行ってみると、ちびっ子ばかり。大人がいる!と思って見ると、楽器を持っていない。どうやらちびっ子達の両親みたい。言葉の問題に加えてこんな状況、居心地が悪すぎる。
「ひょっとして、ちびっ子用のコースですか?」なんて尋ねる心のゆとりもなく、文字通り逃げ出してしまった。
雪の中。ふと、友人との待ち合わせが数時間後だったのを思い出し、ワークショップの部屋まで戻り、中の様子をうかがうことに。でも、なんど張り紙をみても、どこにも対象やレベルは書いてない。たまたま、運が悪かったのかも。部屋の中からは、いかにもダーラナといった風の渋くてくらーいメロディが聞こえてきた。
こんな渋い曲、チビ達が弾くなんて。想像できない。
さてさて、このイベント。ステージ(部屋)が4つあり、それぞれのステージで1時間程度のコンサートが次々と行われます。もちろん、踊りたい人用(スウェーデンのフォークダンス)のコンサートも。
待ち合わせた友人はファールスペルマンスラーグ(Falu Spelmanslag:ファールンの演奏グループ)のメンバー。彼女たちが今からダンスホールで弾くのね、と思っていたら、私も一緒に弾くからイベントの入場料は払わなくていい、と。
え?私も?弾くの!?
という訳で、何を弾くのかも知らないのに一緒にFalu Spelmanslagと弾くことに。(もちろんバイオリンで。ニッケルハルパは音域的に弾きにくい曲が多い)しかも、イベント始まって一発目。こんな飛び入り、いいのか!?でも、とっても光栄!
さっそく、ロビーでスペルマンスラーグのメンバーとウォーミングアップ。ぱっと見た感じ30名位かな?こんなに大勢で、ダーラナの独特なリズムを弾くのはとっても気持ちイイ!友人に感謝!と、ウォーミングアップですでに感激していると、もう本番の時間。
ダンスホールへ入ると、踊りたい人たちでいっぱい。
次々と曲を弾きます。メンバーが作曲した曲や、南スウェーデンの曲など知らない曲もあったので目立たないように後ろの方にたって。
やっぱり、演奏なれしてるなー!見ていて参考になる。リードを取る人がぐいぐい皆をひっぱっていって盛り上げていく。時々、大きな音をたてて床を踏みならしたり掛け声をかけたり。ダンサーも楽しそうに踊ってる。一番シンプルなダンスが2拍子のショティシュ。このショティシュになると特に踊る人がぐっと増え、会場中が踊れなくなるくらいの人でいっぱい!
他に、こういうイベントのお楽しみ。あっちやこっちで弾きたい人が楽器を持ってきていて、コンサートの合間もコンサート中も関係なくいたるところでセッションがはじまる。私もさっそく先ほどお邪魔したFalu Spelmanslagの人たちとセッション。いろんなコンサートを聞いて感動して直後に楽器を弾くというのは、とっても気持ちいい。
さてさて、他のコンサートは、どんなのかというと、
いくつかのスペルマンスラーグの演奏(主にダンス向け)。
Alexandra & Åsaというサックスとアコーディオンの女性デュオ。サックスプレーヤーがウッシャ(独特な曲が多い村)出身ということもあり、味のある曲を聞かせてくれます。他に作曲した曲など、とってもキレイ。
Maria & Ian 先日、おススメCD(Slatta)でも紹介したヴィオラダモーレのマリア。イギリス出身(今はスウェーデン在住、マリアとの間に子供も)のギタリスト、イアン。イアンはSwåpというバンドで来日ライブも3度ほど。かなりエッジの聞いた演奏でかっこいい。
この二人の組み合わせはとってもよかった。メロディアスで物静かなマリアのヴィオラダモーレと、クリア&シャープでリズミカルなイアンのギターの絶妙な組み合わせ。
それから、日本では、Frifot(来冬、日本ライブが決まっているとか)というバンドで知られているPer Gudmundssonと、先ほどのSwåpやBootというバンドで日本では知られているOla Bäckströmのデュオ。二人ともクリエイティブなバンドで人気があるけど、純トラッド界でも実力ナンバーワン。
他にもコンサートは目白押しだったけど書ききれません。ラストステージ(深夜0時~)は前にも書いたBootというバンド。かなりかっこよくて鳥肌モノ(今度、新作も出るそう)。先に紹介したOlaはこのバンドで、マリアと同じくヴィオラダモーレを使っているけど、Olaが弾く音色は”うなる”という表現があっている気がする。情熱的で迫力がある音。
しかも、ダンスできるようにスペースまでもうけてくれている。それぞれ音楽に酔いしれたり、ポルスカをくるくると回り続けたり、あっという間に時間が過ぎていく…。



コメント
お祭り
いいなあ!とっても素敵なお祭りですね。行きたいなあ・・。ところで、スェーデンでは、ストックホルムのスカンセンや、田舎のお祭りに行ったとき、よく子供から話しかけられたり、話したそうに回りをうろうろとまわられたりしました。恥ずかしそうにヘイだけ言ってくる子とか。残念ながら、スェーデン語なので、なに言っていいのかわからず!(一人は、鶏小屋に落ちたナップをとって!といっていたようでした。)やっぱりアジア人が珍しいんでしょうね。それに子供が大切にされて、犯罪も少ないんでしょうね。
子供がじっと
そうそう。子供がじっと見つめますよね。そんなに珍しい姿してるかな?
とっても純粋な目で。
滞在日数が増えていくうちに別の視線にも気づきます。それは、「誰、あなた?」みたいな「外人はいれてあげない」的な視線です。視線というよりも存在自体を無視されるというのに近いかな。たまに現地人の中にもいますし、特にスウェディッシュ・フォークを学びに来た外国人の中に割合的に多くそれを感じます。(うちの学校の留学生のことではありません)「スウェーデン文化(言葉)に触れたいのにわざわざ(私のような)外国人と関わりたくない」というある種、純粋な気持ちからかも?
いずれにしてもあまり気持ちのいいものではない…。